空調電力削減システム「エネデュース」

エネデュースとは

「鉄で鉄を補修する」画期的なテクノロジー!

金属が自らキズを治す!?

「エネデュースは」、国産自動車ディーラー等で採用されている金属表面修復技術を使った、画期的なエアコン回復システムです。
エアコンの劣化の原因は、コンプレッサー(圧縮機)の摩耗です(詳しくは「経年劣化と電気代」をご覧ください)。
「エネデュース」は、エアコンの大がかりな修理や分解をすることなく、専用注入器で薬剤を注入するだけで、コンプレッサー内部の金属板の摩耗やキズを補修し、エアコンの性能を回復させます。また、薬剤の有効成分を溶かし込んだベースオイル(ポリオールエステル)の働きで騒音や回転振動を減らし、圧縮性能をさらに向上させます。
「エネデュース」は、摩耗やキズを上からコーティングするものではありません。エアコンの潤滑油の中に溶けだした金属成分を摩擦によって再結晶させ、修復を行います。修復された部分は、元の金属と同じ素材(鉄系合金)なので、組織上の安定性が高く、効果が長期間持続することになります。
また、金属の再結晶化はエアコンを動かすことで促進されます。これはいわば、金属が「ケガを自分で治している」状態。
つまり、「エネデュース」を導入している間は、特別な施工を行うことなく、機械自身が摩耗やキズを半永久的に補修し続けてくれるのです。

圧縮機の出力(kw)により
処理内容が異なります。

エネデュース導入による
振動・騒音の変化
食品工場(東京都)
ダイキン工業株式会社 2001年製
ウォーターチリングユニット
型式:UWAJ3000B5CR(4号機)
圧縮機出力 37.0kW×2

処理前
2015年3月18日11:17
電流値=220.588A

処理後
2015年4月25日10:04
電流値=222.294A

「鉄で鉄を補修する」メカニズム

「鉄で鉄を補修する」メカニズム1/4

圧縮機内部の摺動面は、潤滑油の働きで互いが接触から守られていますが、潤滑油が古くなったり、無理な力が加わると、金属面同士が接触して摩擦によって「鉄イオン」となり、冷凍機油の中へとけだします。

「鉄で鉄を補修する」メカニズム2/4

エネデュースの基本的な素材は修復触媒と冷凍機油等のキャリアオイルのみです。
修復触媒の構成要素珪酸マグネシウムからなっており、既存の潤滑油中に混ざりこむと、珪酸マグネシウム結晶体である修復触媒は、 摺動面で砕かれ一旦は細粒化されるが、摩擦による熱エネルギーで再度結晶化される。

この時にオイル中の二価鉄イオンを吸着し、マグネシウムが鉄に置換され、珪酸鉄系の修復触媒(磁性体)となって、コーティングされたような薄膜の状態で鉄系の金属表面に張り付きます。

「鉄で鉄を補修する」メカニズム3/4

正常な摺動面は温度と圧力が均等にかかるのに対して、摺動面が傷ついた金属は、温度と圧力が上昇し修復触媒膜は電子を発生させます。この電子が修復触媒中の鉄イオンと反応する事で鉄原子に変換されます。

戻された鉄原子は、元の金属面に再配置されることで、金属面を補修していきます。したがってキズの部分を優先的に修復することができます。 修復によって正常な摺動面になると温度と圧力が一定となる為、修復反応は止まります。

「鉄で鉄を補修する」メカニズム4/4

添加した金属表面修復剤は、一定時間運転後には金属表面に張り付いており、オイル交換を行っても効果が持続できます。また、触媒ですので鉄の再結晶化を繰り返してもそれ自体は消耗しません。

また、被膜結晶中の鉄イオンが減少すると、オイル中の鉄イオンを再度吸着し、連続的に鉄イオンの吸着と再結晶化された鉄原子による金属面の補修が行われます。